3rdレンジローバー整備事例

〜本来の安心感と、至上の走行感を維持するために〜

●触媒交換

2004年 GH-LM44


3rdレンジローバーの触媒交換です。ガソリン自動車のエンジンからは窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、ガソリンの未燃焼成分である炭化水素(HC)が生成されますが、これらを無害な二酸化炭素、水、窒素、酸素などに変換する役割を担っているのが触媒です。この車両はエンジンチェックランプが点灯し、加速しにくいという症状で入庫。点検をしていく内に触媒の片側に詰まりがあり排気されていないことが判明。これが原因となりエンジンチェックランプが点灯していたようです。今回のように触媒の不良はエンジンに不具合を起こすだけでなく、車検時には排ガス検査で通らないことも考えられます。
ご自分で確認するのが難しい部分なので、2年に一回の車検時だけでなく12ヶ月点検などでプロ(自動車整備士)に見てもらい、きちんと状態を把握しておくことが大切です。