2nd Range Rover [part1] [part2] 2ndRRレンジニアス整備実例

歴代モデルの中でもっとも台数の売れたレンジローバー

前期モデル、後期モデルって?グレードは?
ボディは同じでも、4種類の型式がある2ndレンジローバー

2ndレンジは前期後期とに分けられます。

  • モデルイヤー1999年までの前期モデル(E-LP42D,E-LP46D)
  • モデルイヤー2000年以降の後期モデル(GF-LP58D,GF-LP60D)

※モデルイヤーとは製造年式の事で、初年度登録とは異なります。

前期モデルLP46Dのエンジン

後期モデルLP60Dのエンジン


機関系の大きな違いはエンジン

エンジンの真ん中(インマニガスケット)から上に改良が加えられ、相当な燃費向上が実現しました。オルタネーターは120Aから150Aへ、トルクも大幅に性能UP。BMWのスポーティな味付けと言うべきでしょう。前期のゆったりとした感じが好きだというファンも多いです。
 

外装の違いについて

 
50th記念モデル1998年LP46D

ボディは同じですが結構違いがあります。

  • :ウィンカーライト、サイドマーカー、リアライトがオレンジからクリアに変更。
  • :ヘッドライト、フォグライトがくっきり黒バックに。
  • :ドアミラーとバンパーの一部が同色塗装に(※前期の限定モデルは除く)
  • :リアゲートボタンが黒樹脂からクロームタイプに

 

後期モデルLP58D,60D

よく見る表記「後期仕様」というのは前期モデルからの外装変更点を後期にしたものです。
 
グレード、限定モデルについて
前期後期の共通グレードは、

  • 4.6HSE(E-LP46D,GF-LP60D) 4552cc
  • 4.0SE(E-LP42D,E-LP58D) 3947cc

ボディは同じですが、エンジン、重量(税金も違う)、燃費、馬力などがそれぞれの型式では異なります。
装備の大きな違いは

  • サンルーフ:LP46D,LP60Dのみ基本装備
  • パワーシート:LP46D,LP60D,LP58D(運転席前後動作のみ装備),LP42D(全手動)

内装は年式とグレードにより違います。

■前期特別グレード
●オートバイオグラフィ(E-LP46D)1996~1999
ウッドセンターコンソール、ツートンレザー、ウッドコンビハンドル、ウッドメーターパネル、後部座席ピクニックテーブル他、ウッド、革をふんだんに使用。
 
●ランドローバー50周年記念モデル(E-LP46D)1998
ウッドコンビハンドル、限定エンブレム等
 
●ディスティニー(E-LP42D)1999
ウッドセンターコンソール、ウッドコンビハンドル、ウッドサイドブレーキ、ウッドメーターパネル
 
●リミテッド(E-LP46D)1999-2000
ウッドコンビハンドル、限定エンブレム等
■後期特別グレード

30周年記念モデル2001年LP60D

●VOGUEヴォーグ(GF-LP60D)2000~
後に3rdのグレード名で定着。
ウッドセンターコンソール、限定コノリーレザーシート他、革をふんだんに使用。
 
●レンジローバー30周年記念モデル(GF-LP60D)2001
国内では限定70台のみ。メイプルウッドセンターコンソール、ステッチ入り限定グリーンレザー、グリーンレザーハンドル...その他革をふんだんに使用。
 
●最終ロイヤルエディション(GF-LP60D)2002
3rdの発表後に惜しまれて発表された日本限定150台の最終モデル。
ウッドシフトノブ、ウッドサイドブレーキ、ウッドメーターパネル、埋め込みナビ、限定エンブレム、シリアル入りキー

[part2]